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本地区の受益地は3市(関市、各務原市、岐阜市)にわたり、上流部は関市の白金地区、中流部は岐阜市芥見及び各務原市蘇原と那加地区の北部、下流部は岐阜市東部の長森地区で面積は約540ha で、これらの受益地は昭和50年度までに総て圃場整備が完了されている。
都市近郊の水田地帯であるこれらの受益地へ関市小瀬地内の長良川左岸より毎秒5.83トンを取水し幹線水路19.46km、支線水路5・3km(7 路線〉により地区末端まで灌漑している。当地区の土壌は上流より砂壌土、腐食性黒ボク埴壌土により構成され、気候においては、灌漑期間中の平均気温は24.7℃、降水量1,000mmである。
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名 称 |
各務用水土地改良区 |
所在地 |
岐阜市薮田南5丁目14-12 シンクタンク庁舎 3F |
認立認可 |
昭和27年8月2日 岐阜103 |
事 業 |
灌漑用水路および施設の維持管理 |
受益面積 |
5,349,560 |
関係市町 |
関市・各務原市・岐阜市 |
組織機構 |
理事長 |
玉田和浩 |
組合員 |
2,492名 |
総 代 |
81名 |
役 員 |
理事12名 員外理事2名 監事4名 員外監事1名 |
職 員 |
4名 |
市 別 |
面 積 |
組合員数 |
関 市 |
713,162 |
13% |
226人 |
9% |
各務原市 |
2,209,443 |
41% |
937人 |
38% |
岐阜市 |
2,426,955 |
46% |
1,329人 |
53% |
計 |
5,349,560 |
100% |
2,492人 |
100.0% |
■水源
関市小瀬地内長良川左岸の鮎之瀬橋上流100mの地点に取入樋門を設け取水量5.825m3/sを自然流入する。取水地点の河川形状は両岸は岩肌が迫り河床も取水樋門付近が岩盤により構成され洪水による河筋の変化がなく取水位.取水量とも安定し通常の渇水時でも計画の取水量が確保できる。
■用水路
当初取水は関市小屋名地内より取水していたが長良川の河床低下により取水困難となり、第1次県営かんばい事業(昭和21年~昭和26年)によって現在の取水地点に移設された。
また第2次県営かんぱい事業(昭和43年~昭和49年)幹線水路下流17,2km が改修された。以後維持管理に務めてきたが、上流部のトンネル(昭和21年~昭和22年)の老朽化が著しく中央部において落盤災害の危険性があるため平成9年度より第3次県営かんぱい事業として(平成9年~平成15年)として改修が行われ平成16年度に完了した。
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■排水路
各務用水路は用水専用水路のため、とくに排水施設としてはないが用水路内に洪水時に流入する地表水の流下を本線の制水門を閉鎖し途中6ケ所の余水吐で河川へ放流し、用水路及び受益地の災害を防ぐ。
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